既存の災害用トイレの問題を解決

災害時は上下水道や電気のインフラ被災により水洗トイレが使えなくなります。ほぼ紙トイレは2人で工具を使わず約20分で簡単に組み立てられるので発災後即使用できます。タンクは大容量の400リットル、50人で約１週間使用できます。携帯トイレは災害時の必需品といえますが、災害が長期間になると汚物の保管の問題が生じます。マンホールトイレは使用前の確認に日数を要したり、使用後に多額のメンテナンス費用がかかります。仮設トイレは配送経路が寸断されるとすぐには配備されません。ほぼ紙トイレはこのような既存の災害用トイレの問題点を解決しています。

軽くて丈夫、雨風にも強く、最終処分は焼却

運搬の際できるだけ軽量にすること、また最終的に焼却処分できるように「紙」や「発砲スチロール」等の可燃素材を使用しています。紙といっても、選挙のポスター下地にも使われている「超耐水性板紙」を採用しているので雨でも大丈夫。また耐風性能試験も実施済（風速25ｍ/ｓ）ですので、雨風に強く屋外で使用できます。他にはない六角柱形状により個室内部が広く、お子さんや介添人と共に入ることができます。また防犯対策のためドアを内開きにしたりLED照明の常備など安心安全なトイレを実現しました。長期保管が可能なので携帯トイレのように消費期限が無く経済的です。

SDGｓの取り組み　

・インフラ設備の無い環境で使用できるので、災害時はもちろん野外での排泄をなくすために役立ちます。また、トイレ回避による二次災害を防ぐよう衛生面、防犯面も考慮されており安心して使用できます。特に女性には優しいトイレです。・排泄物を400ℓというタンクに一括貯留できること、使用している材料が焼却処分できること※により廃棄物の軽減につながります。※LED照明、電池、フック除く・再生紙を使用しています。・バイオ製剤により分解された排泄物は自然な良質の堆肥となるので、土壌に戻して再利用できます。