装着は30秒～1分と短時間で可能

「ウクラン®」の装着方法は鞄の中身を空にし、腹ベルトと股ベルト、かぶせの装着準備を行う。かぶせを背中から頭を通して体の前面に持ちながら左右の腹ベルトを引っ張ることで背中側にあるリュック部分を潰しながら装着する。その後、股ベルトとかぶせをバックルにて固定することで、装着することができる。同商品を開発後、浜松市内にて装着の体験会を実施したところ、30秒から1分で装着した児童もいた。日々装着する訓練を行うことで、さらなる装着時間の短縮を目指す。

体重80キロでも24時間水上での浮力が

「ウクラン®」の浮力を可能としたのは、同商品のかぶせに水泳時で使用するビーチ板と同様の素材を使用することで実現した。装着する際、左右の腹ベルトを固定するため、リュック部分を潰すことで浮力を安定することが可能。万が一、リュック内に水が溜まってしまっても水抜き用の穴が二つ付いているため安心して使用可能。

これまでのノウハウを生かした商品づくり

1947年にメガネ拭きの製造会社として創業後、眼鏡ケースの製造も手掛け、現在アニマルシリーズといったマイクロファイバー製の眼鏡置き場など製造・販売を行っている。これまで多様な素材を加工してきた実績から他社で断られた企画を商品化の依頼などが増加している。今回の「ウクラン®」についても同様に他社で製造を断られた企画を商品化した一例である。